ひっぽのブログ

旅好き30代。古狭アパートで身軽にたのしくサバイブするブログ^^

10ヶ月間のニート生活で失ったものと得たもの

2021年、ちょうど30歳になった頃。
私は会社を辞めて約10ヶ月間雇用から外れて過ごしました。

今回は地方都市に住むわたしの、特別なスキルや経歴もないまま、人によってはびっくりするような貯金額で会社を辞めた個人の所感と体験記として書いてみました。

 

会社員を辞めて失ったもの・得たもの  


 辞めて失ったもの:貯金w 
         (約90万)

 辞めて得たもの :家族や友達との充分な時間
          新しいことにトライする時間
          新しく出会った人からの気づき


こう見ると、得たものの方が多いですね。
結論、後悔はありません!!
大事な人たちと充分に過ごす時間や、昼間に働いている間は出会えなかった人や世界を垣間見ることができました。

無職時代のざっくり税金事情


無給期間(9ヶ月間)の税金支払合計額 
約¥290,000 でした。

あくまで私ひっぽの場合ですが、下に内訳も書いてみました。


 [税金は月々どのくらいかかった?] 
 奇数月      約¥37,000
          国民年金国民健康保険

 偶数月      約¥67,000
          国民年金国民健康保険、住民税)


ここに一人暮らしの家賃も加えると、住まいを確保して息をしているだけでも毎月10万前後の出費があるんですne〜(ToT)

ひっぽのような低収入でもこれだけなので、もっとかかる人も多いかもしれません。初めて失業保険を受給しましたが、本当にありがたかったです。

 

 

辞めてから得たもの

☑︎ 家族や大切な人との時間


離れて住む家族と、時間を気にせずゆっくりと過ごすことができました。
仕事を辞めた大きな理由の一つです。

ずっとサービス業だったので、お盆や年末年始もあまり帰れず、そもそも連休もあまり取れないという状況でした。

そんな中で家族が病気をしたり、ここ数年で色々な事が起こり、一緒にいられる時間を大事にしたいと強く思うようになりました。

学生時代の夏休みのような、ゆったりと穏やかな時間を実家で過ごす事ができました。

 

☑︎ 自分の常識を超えた生活をする人達との出会い



興味があった日本語ボランティアに応募してみました。
わたしが配属された教室は、裕福な外国人の方が多い地域でした。

皆さんの話を聞いていると、自分が見てきたものとは全然違うライフスタイルで驚きました。例えば…

・平日の昼間にゴルフに行く
・社員旅行でイギリスやドバイに行く
・運転手がいる
・仲間と集まってワインパーティーwをしている
・子供はインターナショナルスクールに通っている
・子供の習い事がゴルフ

それはそれは、今までに会ったことのないタイプの人ばかりでした。
やはり自分でビジネスをされている方だったり、ご主人が高給なお仕事をされている方が多かったです。



その後始めたオンラインの日本語レッスンでも面白い人に出会い、知らない世界を見ることができました。

ある生徒さんに「100万円あったら何に使いますか?」と聞いてみたら、「先生、100万円なんてすぐになくなりますよw」と返ってきました。

その生徒さんは一人暮らしで働いたことのない大学生。わたしよりも広い家に住んでおり、この前はエスプレッソを飲みながら最近購入した大型バイクの話をしてくれました。面白くて大好きな生徒さんですw

そのほかにも、今までのわたしの常識を壊してくれる生徒さん(褒めてる)が多く、日本語を教える代わりに、わたしの方も学ばせてもらっています。

本当に色んな人がいて、それぞれが今持っているカードで世の中を生きているんだと感じました。


平日の昼間に公園に行くだけでも、普段働いている時には分からなかった気づきがありました。
 
コーヒーショップでゆったりと過ごす優雅な人たち、見たこともない外国の犬を連れた若いご夫婦とか、カフェで何か作業をしている自分と同年代っぽい人たち。

この人たちは日頃どんな生活を送っているのだろう?
どうやって収入を得ているのだろう?と興味が沸きました。

そこから色々と情報を集めてみようと思ったり、自分には何ができるか?と考えるきっかけになりました。

☑︎ 自分が理想とするものに気づいた

自分が望むライフスタイルは、時間がいくらあっても、お金がなければ出来ないことも多いと改めて思いました。

・自由な時間があるから海外旅行に行きたい⇨お金が足りなくて行けない
・友人と食事に行きたい⇨生活費の確保ができるか心配
・お祝い、お礼、冠婚葬祭のお金を気兼ねなく出したい⇨生活費の確保ができるか心配

今の自分が働ける会社では、時間とお金の自由は難しい。
個人で存分に稼ぐ力も今はまだない。

そんな自分の現状を目の当たりにし、これからどうするか考えるきっかけになりました。

終わりに

その後、わたしは個人で生きていける程の収入口を得ることができず、10ヶ月間の脱雇用生活は終わりを迎えました。

自分は甘かったなとも思いますし、世の個人事業主の方、長く会社に勤めて安定収入を得ている方ってすごい…と思いました。だから今、時間もお金も自由に使えるようになるために勉強している途中です。

ただのいち個人の記録ですが、最後までお読みいただきありがとうございました!